【第二十七回 高山竹あかり】ポスター&フライヤー完成!

第二十七回「高山竹あかり」のポスターとフライヤーが完成しました。今回も奈良芸術短期大学・デザイン広報サークルの12名の学生(一年生10名・二年生2名)がビジュアル提案を行い、その中から岩戸結依さん(美術科デザインコース1年生)の作品が選ばれました。以下、岩戸さんのコメントです。

「私は、以前先輩方が力を合わせて点火するお写真を拝見した時、沢山の人たちの手で姿を表してゆくあかりに、更に人の手のぬくもりを感じました。そこで私はキャンドルに着目し、キャンドルのあかりひとつひとつに生命が宿っているように捉えました。キャンドルの「あかり」が、会場の造形物を眺めながらお客さんを待っている。そんな風に表現しています。また画面のこちら側は狭く、その外側は造形物がある広場が広がっているように表現し、そこの竹の縁を飛び超えて造形物の全体像を観たいと感じてほしいと構成してみました。画面の奥行きを出す為、近いものに質感を出したり、明暗構成を外側から、明るい・暗い・明るい・暗いと交互に配置したりしています。このポスターをみて、沢山の人の手のぬくもりと想いが集まった会場に、少しでも多くの方がいらして頂けると嬉しいです」

この取り組みも今年で10年になりますが、回を重ねるごとに良い作品が生まれています。岩戸さんの作品が多くの方の目を引き、竹あかりのさらなる来場に繋がるものと信じています。

また今回惜しくも選外となった他の作品も魅力的なものばかりでした。イベント当日は、制作された全作品をご来場者の皆さまにご覧いただけるよう会場で展示する予定です。

高山竹あかり

秋の夜、竹製品の里「高山」に幽玄な風景が生まれます。竹の造形物の展示や演奏会のほか、お茶会や体験教室など人と竹との関わりを感じる二日間。